「ガミガミ言う子育てを卒業したい!!」
「毎日ガミガミ子どもに言ってしまう」
「口を出したくないのに、我が子の言動が目について、つい口を出してしまう」
「ガミガミ言い過ぎて子どもも反抗的に…」
こんなふうに悩んでいる親は少なくないのではないでしょうか。
私もそのうちの一人です。
ガミガミ言う子育てを卒業したいと思いませんか?
この記事では幼児から小学生低中学年くらいまでのお子さんをお持ちの親御さんに向けて、できるだけガミガミ言わず、子どもがスムーズにやることができるようになるおススメの親子のコミュニケーションツールの紹介をしています。
この記事では
- ガミガミ言ってしまう子育てに苦悩
- ガミガミ言う子育てはデメリットしかない
- ガミガミ言う子育てを卒業したい 親子のコミュニケーションツール
- 「できたよマグネット」とは?
- 「できたよマグネット」の効果 子どもの反応
- 「できたよマグネット」の効果 母の変化
- ガミガミ言わないためには視覚的に伝えることが重要
を書いています。
ガミガミ言ってしまう子育てに苦悩
子どもの行動・やること・考えを尊重し、「口を出さない」「見守る」ということはとっても大切であり、しかし、とても難しいです。
我が子にとって私はガミガミうるさい母親だなと自覚していますし、ガミガミいう子育てを卒業したいと思っています。
子どもが自分で考えて、自分のやり方で行動しているとき、口を出さず見守ることができる子育てをしたいのに、現実は子どもが傷つかないように、子どもが失敗しないように、子どものことを想ってのことですが、つい口を出してしまい、何度も後悔してきました。
他にも例えば…私はこんな時に口を出さずにはいられなくなります。
- 兄弟喧嘩
- お手伝い
- ゲームばかりしている
- 姿勢が悪い
- 食事がなかなか進まない
など…。
なぜ子どもにガミガミ言ってしまうのか
ゆとりを持てている時や気持ちに余裕がある時は、ガミガミ言わないように意識することができ、気持ち穏やかに見守ることができます。
ガミガミ言ってしまうのは以下のような背景があると考えます。
①感情的になっている
ゆとりがない時や、気持ちに余裕がなくイライラしている時は子どもの言動がいつも以上に気になり、ガミガミ言ってしまうことがあります。
それは明らかに自分のその時の感情に任せて子どもにあたっている時もあります。感情的になっている時は、まずはその場から離れたり、距離を置き、まず自分の感情を落ち着かせることをすべきです。
感情的である時は、的を得た話はできないし、言わなくていい言葉まで発してしまうことがあります。
②子どものことを思うがゆえに
子どもが傷つかないように、子どもが失敗しないように、子どものことを想うがゆえに、ついガミガミ言ってしまい、見守るべき時も口を出してしまうことがあります。
③親の理想を押し付けてしまう
「食事は行儀よく食べる。」「学校から帰ったらまずは宿題をすべき。」「友達のことを悪くいうのは良くない、みんなと仲良くすべき。」などと、親の勝手な理想を押し付けようとすることも、ガミガミ言ったり、口を出し過ぎる原因でもあります。
ガミガミ言う子育てはデメリットのみ
ガミガミ言われることで子どもは委縮してしまうし、自分で考え行動する力が低下し指示待ちになったり、自己肯定感が下がってしまいます。
話の内容は頭に入らず、その雰囲気や強い語気だけが印象に残り、委縮するようになり、そのうち反応しなくなってきます。
その反抗的な態度にまた親はイライラし、悪循環でしかないのです。
お互いにとってストレスであり、ガミガミ言うことにメリットや効果は全くありません。
ガミガミ言わない子育てをするために
ガミガミ言わない子育てをしたい!
ガミガミ言ってしまうことに悩んで、子育ての中で工夫したり、いろいろ試してきました。
視覚的に伝えるとわかりやすい
子どもへ話す時、大人へ話すのと同じように話をしても、伝えたいことがきちんと伝わらず、しっかり理解されないことがあるのは当然のことです。
年齢に合わせた簡単な言葉で伝えて、その時には理解できていても、時間が経つと忘れてしまったり、他のことが気になって耳に入らないということも子供にはよくあることです。
つまり・・・
声・言葉で伝えても、忘れてしまったり、頭に残りにくいですが、文字や図で伝えると、また見返すこともでき、視覚的に伝えたほうが『理解しやすい』ということです。
そこで、我が家で取り入れたコミュニケーションツールがあります。
親子のコミュニケーションツール「できたよマグネット」
『できたよマグネット』です。
スケジュールや、やることが書いてあるマグネットを並べ、できたら裏面の「できた」に裏返します。
↑実際に我が子が使っている様子を見てみてください。
このようなマグネットはいくつか種類があります。
かわいいマグネットだと、子どもの興味もそそり、やる気も出ますよね!
「できたよマグネット」の効果 子どもの反応
この『できたよマグネット』を使うようになり、口でガミガミ言っていた頃より、やることをスムーズにやることができるようになりました。
一目見てわかる
今‘‘やること‘‘をマグネットを張り付けて示すことで、子どもでもパッと見て分かります。なので、自分で見て動くことができ、子どもも嬉しそうにやることをこなして言っています。
ひとつひとつ、やることをこなしていき「ミッションを達成するゲームみたい!」と言っていました。
細かくやることを示す時もあれば、今日はスムーズにできないなという項目だけ示すこともあります。
一目瞭然ってストレスフリー!です。
理解し納得して行動できる
できたよマグネットのように、子どもが自分の目で見て確認して「①理解し、②納得し、③行動する」ことができるため、スムーズにやるべきことをすることができるようになります。
言葉で指示されるより、自分の目で確認する方が、やるべきことが明確に分かり、安心して行動にうつせます。
必要なときだけマグネットを使用 自発的に動けるように
マグネットを使い始めた時は、新しいツールを使うことが嬉しくて、積極的に使っていたのですが、慣れてくるとマグネットに頼らなくても自発的に動けることが増えてきます。
必要な時にだけマグネットを使用することが効果的です。
我が子の場合、帰宅後のルーティーンがなかなかスムーズにいきません。
↑このように子どもがスムーズにできない行動のみマグネットを貼り、何も見ないでもスムーズにできる行動は特にマグネットを貼りません。
疲れている時に言葉で「あれして!これして!」というのではなく、マグネットを貼っておくと、それを見て動いてくれます。
疲れている時に、人からガミガミ言われるととてもストレスになりますよね…。
できたよマグネットを使い始めてからの母の変化
できたよマグネットを使うまでは、どんな方法を試してもうまくいかず、常にガミガミ言い、イライラしている自分に嫌気がさして、自己嫌悪の繰り返しでした。
自分がどれだけ口を出していたのか改めて自覚
できたよマグネットを使うことで、これだけのことをガミガミ言っていたのか…と思うと改めて、口うるさく言っていたことを実感させられとても反省しました。
一生懸命、マグネットを見ながら自分でやることをこなしていっている我が子を見ていると、かわいくて、なんて健気なんだろう…と思います。
こんなかわいい我が子や日々の成長を、ガミガミ言うことで、見過ごしていたと思うと、本当に後悔しました。
ガミガミ言うことが減りストレス軽減
「また〇〇をやっていない…」 「宿題早くやらないと寝る時間になるのになー…」
なかなかやることをやってくれないこと、口を出さないようにしようと思いつつもガミガミ言ってしまうことがストレスでした。
マグネットを使うようになり、次は何する?と声をかけ、マグネットを見てもらうだけ!
ツールをうまく使うことで、お互いストレスフリーになれるとは!
とても楽になりました。
心に余裕 おおらかに見守れるように
それまでは子どもの言動、気にしなくていいことまで気になり、言いだしたら止まらない。
気になったら口を出さずにはいられなかったけど、マグネットを使うようになり、私も心に余裕がうまれ、客観的に見ることができるようになりました。
それでも時には口を出してしまうこともあるけれど、穏やかな時間が増えたなと思います。
- 時にはやることができない日があってもいい
- やることの順番にこだわらなくてもいい
- 子どもに任せて見守ってみよう
- 〇〇べき思考を押し付けてしまっていたが、やめる事ができた
私自身も、「やるべきことはきちんと先にやらなければならない」という思い込み、思考に苦しめられていたと思います。
そんなガチガチな思考をほどくことができ、私もとても楽になりました。
まとめ
口でガミガミ言う子育てを完全に辞めることができたわけではないのですが、コミュニケーションツールを使うことでここまで変わることができたのは、とても大きな変化です。
穏やかな親子の時間を過ごすために
できたよマグネットを使い、子どもが自発的に全てやることができるようになることを目指しているのではありません。
あくまでも、ガミガミ言わず、子どもと少しでも穏やかな時間を過ごしたい!それだけです。
そのために子どもにどう伝えたら、理解しやすく行動にスムーズに移せるか…
1つのコミュニケーションツールとして参考にしてもらえたらいいなと思っています。
視覚的に示すことでスムーズにやることができるようになってきましたが、マグネットなど使用してもできない日もあるし、なかなか動けない日もあります。
ですが、ガミガミ言ってやってもらうのではなく、子どものタイミングを待ったり、少しくらいいい!と思う心の余裕がを持てるようになり、それが子どもにも伝わり、ガミガミ言わず言われず、穏やかな時間を過ごせることが増えました。
視覚的に伝えることが有効
慣れてきたら、できたよマグネットなどを使わなくても、ペンとメモ用紙を使って子どもに伝えるなどコミュニケーションツールは他にもたくさんあります。
このように、手書きで簡単に伝えることも効果的です。
マグネットのようなかわいさには欠けますが、子どもが自分でできたらチェックをすることで、達成感を味わうこともできます。
我が家では上の子の時はこの方法で朝の支度や、帰ってから寝るまでの行動がわりとスムーズにいっていました。
こうして書いて示すと、忘れたら確認もできるし、ガミガミ言われずに、自分で『見て・納得して・動く』ことができるのです。
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